１人死亡、４０万人に避難勧告…新潟・福島豪雨
読売新聞 7月30日(土)11時39分配信
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　新潟、福島両県では３０日も豪雨が続き、車ごと川に流された新潟県の男性１人の死亡が確認されたほか、両県で５人が行方不明になっている。
　河川の堤防決壊や氾濫、土砂崩れなどが相次ぎ、両県で約２万７０００人に避難指示、約４０万４０００人に避難勧告が出された。
　新潟県警などによると、死亡した男性は同県十日町市千歳町、無職村山英一さん（６７）。２９日、病院から車で帰宅中に行方不明となり、３０日朝、同市寅甲の中沢川で倒れているのが見つかった。同県では、小千谷市で土のうを積んでいた男性（６３）と、避難所に向かっていた十日町市の女性（９３）、田んぼの様子を見に行った田上町の農業男性（６４）、見附市の会社員男性（２５）の４人が行方不明になっている。
　また、同県では、三条市の五十嵐(いからし)川や魚沼市の破間(あぶるま)川など８河川が３０日未明から早朝にかけて決壊。長岡市の魚野川など４河川で堤防から水があふれた。
　９市町の８０２３世帯２万７１１９人に避難指示、１２市町の１３万２９０８世帯３９万７４７１人に避難勧告が出されている。
　新潟市や南魚沼市など１１自治体で少なくとも１３２棟が床上浸水、７４２棟が床下浸水した。県は新潟市、三条市など１１市町に災害救助法を適用した。
　福島県警などによると、同県内では、只見町黒谷で２９日夕、土のうを積んでいた際に土砂が崩れ、川に流された男性（６２）が行方不明。渓流釣りに出掛け行方が分からなかった埼玉県八潮市の男性（６９）は３０日午前、同町内の知人宅に戻った。