海自哨戒ヘリ墜落、行方不明の機長を遺体で発見
読売新聞 4月16日(月)8時19分配信
　青森県の陸奥湾で１５日に海上自衛隊の哨戒ヘリコプターが墜落した事故で、海自のダイバーが１６日朝、機体が水没していた水深約５０メートルの海底付近で、行方不明となっていた機長の宮永雅彦３等海佐（３７）を発見し、収容した。
　海自はヘリで大湊航空基地（青森県むつ市）まで搬送し、医師が死亡を確認した。
　事故は、哨戒ヘリが護衛艦「まつゆき」の若手幹部に飛行を見せるため近づいた際、接触し墜落した。左舷にあるヘリ格納庫には、プロペラが接触したとみられる跡があった。
　まつゆきは、同日朝、事故調査のため大湊港（同市）に入港した。海自は乗組員から事情を聞くなど調査を始めた。

陸奥湾に海自ヘリ墜落＝護衛艦と接触、機長不明―青森
時事通信 4月15日(日)13時1分配信
　15日午前11時5分ごろ、青森県の陸奥湾に海上自衛隊大湊航空基地所属の哨戒ヘリコプターSH60Jが墜落した。乗員7人中6人が同20分までに近くにいた海自の護衛艦「まつゆき」に救助されたが、機長の宮永雅彦3佐（37）が行方不明となっており、海自などが捜索を続けている。
　海自大湊地方総監部によると、救助された6人のうち1人は脊椎を骨折しているが、全員意識があり、命に別条はない。
　墜落場所は大湊航空基地の南西約30キロの海上。ヘリは同9時ごろ、大湊基地を出港した練習艦2隻とまつゆきを見送るため、同航空基地を離陸。低空飛行でまつゆきに近づいた際、左舷の格納庫付近に接触、墜落した。

F15墜落事故を陳謝＝来週にも訓練再開―空幕長
時事通信 7月8日(金)17時19分配信
　東シナ海上で起きた航空自衛隊のF15戦闘機墜落事故について、岩崎茂航空幕僚長は8日の定例記者会見で、「国民の皆さまに心配をおかけし、大変申し訳なく思っている」と陳謝した。
　一方、空自は現場海域で回収した事故機の垂直尾翼の写真を公開した。比較的原形をとどめながらも、根元部分からはぎ取られたような破損状況が明らかとなった。
　岩崎空幕長は「機体の一部は回収したが、操縦者は確認できていない。捜索に全力を尽くす」と述べた。関係者の聴取などを進めているが、事故原因は不明だという。
　同型機を使った飛行訓練は見合わせているが、「考えられる全ての原因を推測した上での点検」を実施し、来週にも再開するとの見通しを示した。　

Ｆ１５戦闘機墜落…東シナ海上に尾翼
読売新聞 7月5日(火)11時42分配信
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航空自衛隊築城基地に配置されているＦ１５（１月１８日）＝大野博昭撮影
　５日午前１０時３３分頃、航空自衛隊那覇基地（那覇市）に所属するＦ１５戦闘機（１人乗り）１機が、那覇から北西に約１８５キロの東シナ海上で訓練中に消息を絶った。
　自衛隊機が現場付近の海面上で垂直尾翼などの破片を確認し、防衛省航空幕僚監部は墜落した可能性が高いとみている。自衛隊や第１１管区海上保安本部（那覇市）の巡視艇などが捜索を行っている。
　消息を絶ったＦ１５戦闘機は空自第８３航空隊に所属。川久保裕二・３等空佐（３７）が操縦していた。空幕などによると、この日午前９時５９分に訓練のため那覇基地を離陸。他のＦ１５戦闘機と共に計４機で戦闘訓練を行っていたところ、レーダー画面から航跡が消え、通信も途絶えたという。